STUDY その他 2018.03.30

平成29年度 禅ブランディング発信チーム 研究計画概要

 禅ブランディング発信チームでは駒澤大学の『禅と心』研究の世界発信に関わるトータルなブランディング・プランに基づいて、4つの研究を中心に据えた発信事業を進めています。平成29年度はそのプラットフォームとしてウェブサイトの構築を手がけています。
 文部科学省の私立大学研究ブランディング事業は「学長のリーダーシップの下、大学の特色ある研究を基軸として、全学的な独自色を大きく打ち出す私立大学に対し、施設費・装置費・設備費と経常費を一体的に支援する事業」です。いわば私立大学の生き残りのための 『大学のブランド力の向上』を目的としています。これに基づき、現在、多くの学部からの研究者の発意によって学際的研究が進められているところです。

禅ブランディング事業の目的

 ここでいうブランドとは、駒澤大学の建学の理念である「仏教」の教えと「禅」の精神を基本とした上で、本学の研究や教育サービスを識別させ、競合他大学の研究や教育サービスから差別化するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたものであります。これを禅の学際的国際的研究として構築しようという取り組みが「禅ブランディング事業」です。
 またブランドは、最終的にはステークホルダー(利害関係者)のマインドの中に存在するものであり、組織内ではなく、組織外累積資産であると考えられています。つまり、本事業の目的は、ステークホルダーのマインドの中に、駒澤大学の禅を中心としたブランドの認知度や好感度を上げていくための戦略を展開していくことにあります。

ウェブサイトの考え方と構成

(1) ウェブサイトの主たる対象(ターゲット)
 禅ブランディング事業の目的(前掲)に則り、本事業の主たる対象者(ターゲット)の優先順位は、①本学の学生、②本学の受験生、③国内外の一般人(保護者等も含む)、④国内外の研究者と定めて、これらのターゲットに向けたウェブサイトを中心としたコミュニケーション戦略の構築を検討しております。

(2) ウェブサイトの目的
 駒澤大学の禅を中心としたブランドの認知度や好感度を上げていくための、いわば「顔」であり、情報発信の「場」となるプラットフォームを構築することです。

(3) ウェブサイトの段階的な5ヵ年展開のイメージ
 禅について知らない無関心層向けのコンテンツから、少し興味のある層、さらに研究者の層向けのコンテンツへと、段階的に展開する計画です。本年度は特に導入期としてライト層に向けて、①本事業の取り組みを社会に告知し、②禅について知らない無関心層に向けて、興味をもっていただけるような施策を中心として掲載します。最終年度に向けて、研究者層向けの充実したコンテンツの公開を目標として、①4つの研究チームによる成果等を初年度より徐々に公開すること、②本学の禅に関わる資産を公開し、固有資産の解説を掲載することから始めます。本事業に関わるニュース、イベント、研究成果発表の告知などは継続的に掲載します。

【リーダー】
各務洋子(グローバル・メディア・スタディーズ学部・教授)

【メンバー】
経営学部:青木茂樹、中野香織、中村公一

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