マンガと音楽で仏教の世界観を伝える
2018年7月17日2・3限に、悟東あすか氏(漫画家・真言宗尼僧)、野村圭秀氏(龍樹山宝蔵寺住職・駒澤大学卒・DJ)をお招きし、仏教の世界観の違い、仏教を伝えるお二人の取り組みについてお話をお聞きしました。 2限(講義): テーマ「仏教の世界観の違い」 3限(ディスカッション):お坊さんと話そう&質問しよう
~2限・仏教の世界観の違い~ 密教として位置づけられる真言宗の尼僧である梧東さんから、密教としての仏教の思想について、そして野村さんからは、洞宗の世界観についてのお話をいただきました。参加した学生や教職員から、なぜお二人は僧侶の道に進んだのか、仏教の面白さとは何なのか、禅の世界観とその歴史と発展について、様々な質問・意見がなされました。 悟東さんは漫画家として、野村さんはDJとしても、仏教を伝える取り組みをされています。仏教はこうあるべきという枠組みにとらわれることなく、漫画、もしくは音楽という、自分の得意な分野で仏教を伝えることの面白さについても、お二人に語っていただきました。お二人の取り組みの目的は、仏教は面白いと思って、まずは身近に捉えてもらえることだそうです。仏教の奥深さは、こうした思想の柔軟性にあるのかもしれないと思いました。
~3限・お坊さんと話そう&質問しよう~ 冠婚葬祭以外では、ほとんど話すことがなくなってしまった「お坊さん」ですが、彼らと気軽に話してみよう!という試みで、ディスカッション企画を立てました。参加した学生からは、「お坊さんになるにはどうしたらなれるのか?」「お坊さんは普段どんなことをしているのでしょうか?」といった質問から、お寺の組織の仕組みや経営に関する質問がなされました。お寺との付き合い方が変わりつつある現代において、お寺の経営課題や、お寺と人とを結ぶ新しいつながりを創る仕組みの必要性など、ざっくばらんな議論がなされました。
勉強会には、駒澤大学の教職員だけでなく、多くの学生が参加し、活発なディスカッションが行われました。梧東さん、野村さん、そして、ご参加いただきました方々に心から感謝いたします。
現代社会チーム 菅野 佐織
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