2018.10.23 レポート

『禅の国際化』講演会 マチェイ・カネルト博士 講演会 

9月25日(火)の16時30分より、駒澤大学中央講堂にて、元アダム・ミツキエヴィッチ大学教授のマチェイ・カネルト先生による御講演「ポーランドの仏教と道元研究」が開催されました。
講演に先立ちまして本学仏教学部教授の松本史朗先生より、講師のカネルト先生のご紹介がありました。


Maciej Kanert(マチェイ・カネルト)先生は1974年(昭和49年)ポーランド生まれ、学生時代から日本史や日本仏教(特に道元や曹洞禅)に興味を持ち、アダム・ミツキエヴィッチ大学にて研究を続け、2003年にワルシャワ大学で学位(博士号)を取得し、アダム・ミツキエヴィッチ大学で今年6月まで教授を務めらえました。道元禅師の『普勧坐禅儀』『学道用心集』『宝慶記』『弁道話』をはじめ、40巻に及ぶ『正法眼蔵』の巻々を翻訳し出版されています。この講演会では、ポーランドにおける禅仏教研究事情を中心にお話しいただきました。




講演会に続きまして、第二部としてパネルディスカッションを開催いたしました。
パネリストをお務め頂きましたのは、元アダム・ミツキエヴィッチ大学教授のマチェイ・カネルト先生、ポーランド生まれで現在、曹洞宗国際布教師のシュプナル・法純師、本学仏教学部教授の松本史朗先生、角田泰隆先生です。
カネルト先生のご講演をうけて、パネリストの先生方により、道元禅の国際化をテーマとした活発な意見交換がなされました。

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