2019.06.27 イベント

シンポジウム 駒澤大学における「禅と心」探求の歴史 開催のお知らせ


■日時:2019年7月20日(土) 15時~17時50分
■場所:駒澤大学 中央講堂 <入場無料>
■プログラム
【パネル発表】:15時20分~16時40分 ※1人20分程度


1.「仏教における『禅と心』の探求」 駒澤大学仏教学部教授 石井公成
2.「原坦山※1と近代日本仏教」 東北大学准教授 オリオン・クラウタウ 
3.「近代仏教と精神療法:忽滑谷快天※2『錬心術』の宗教史的意味」舞鶴高等専門学校教授 吉永進一
4.「秋重義治※3と禅心理学」 駒澤大学名誉教授 谷口泰富

【休憩】:16時40分~16時50分

【パネルディスカッション】:16時50分~17時50分
 出演:石井公成、オリオン・クラウタウ、吉永進一、谷口泰富

※1 原坦山(はらたんざん)文政2(1819)~明治25(1892)*本年は生誕200年に当たる。
曹洞宗僧侶。昌平坂学問所(昌平黌)で儒学や医学を学び、栴檀林(後の駒澤大学)で儒教を講義。禅僧に転じて風外本高の下で開悟し、大中京璨に嗣法。後にオランダ医学を学んで「心性実験」を行ない、1879年には東京大学で最初の仏教の講師となった。曹洞宗大学林(後の駒澤大学)総監も務めた。弟子に『修証義』を起草した大内青巒(1845~1918)がおり、著書に『禅学心性実験録』等がある。

※2 忽滑谷快天(ぬかりやかいてん)慶応3(1867)~昭和9(1934)
曹洞宗僧侶。慶應義塾大学文学部で英語を学び、1913年に今日でも欧米で広く読まれているThe Religion of the Samurai :A Study of Zen Philosophy and Discipline in China and Japan(サムライの宗教:中国と日本における禅の哲学と修行)をロンドンで刊行。『禅学思想史』の研究で学位(文学博士)を取得。東洋諸国の禅学思想史を研究し、「忽滑谷禅学」を確立した。その研究はイスラム教・陽明学・神秘主義・心霊学にも及ぶ。曹洞宗大学が大学令によって駒澤大学に転換した際、初代学長を務めた。

※3 秋重義治(あきしげよしはる)明治37(1904)~昭和54(1979)
禅心理学者。九州大学文学部心理学科卒。九州大学文学部教授、文学博士。定年退官後に諸分野にわたる総合的な禅研究を意図して駒澤大学に移籍。世界初となる禅心理学研究を柱とした大学院修士課程心理学専攻と禅研究所を創設し、禅の心理学・生理学的な研究を行い、英語の論文集を世界に向けて刊行した。『正法眼蔵』等、道元の著作の研究家としても知られ、著書に『禅の心理学』等がある。

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駒澤大学における「禅と心」探求の歴史


後援:世田谷プラットフォーム

お問合せ先:
駒澤大学禅文化歴史博物館禅ブランディング推進係
℡:03-3418-9773
zenbranding@komazawa-u.ac.jp

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